ちょっと前の現場になります。
植栽の管理を行なっている団地です。敷地の真ん中に大きな築山があります。
樹木は生育旺盛で、夏場はちょうど良い日陰になります。学校帰りの小学生がしょっちゅう通り抜けるため、土が流れてくるので、何とかならないかとのご相談をお受けしました。
「なるべく安くて、長持ちのする素材で。」
このご要望にお応えするべく、選んだ素材は枕木。
斜面の勾配に合わせ、樹木の根に合わせることで、このような豊かな表情を持つ土留めが出来上がりました。
ここから入ってね。との表示はありませんが、画像の左端、ちょこっと登りやすくしてみたり、一味足すのが京阪園芸流です。
線路に使われていた本物の枕木です。
探して、みつけて、見に行って。
レールの下では、木よりコンクリートへと代わって行きつつあります。
役目を終えた枕木の活かせる場所、もっと見つけたいですね。